ナイフのメンテナンス

2008年7月10日 (木)

シースと真鍮の曇り(10ヵ月目)

去年の8月から真鍮のシース用の革に対する影響を調べるための実験(シース用の革に真鍮片をのせたまま,押入れの中に置いておく)が,10ヶ月ほど経過した。

久々に真鍮片を観察してみると…

革と接していた側に緑青が発生していた!
革と接していない側には錆は発生していない。
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実験に使用した2つの試験片とも。

Img_20080710

※ナイフをシース(革製)に入れたまま長期間そのままにしておくと,ナイフのためには非常に良くないことが,よ~くわかりました。

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2007年12月30日 (日)

ナイフのメンテナンス

日頃,鉛筆削り,封筒の開封,ダンボールの解体,工作,etc...で使っているポケットナイフ。よく使ったので切れ味も落ちてきた様子。
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Img_20071230


今日は刃の研ぎ直しをした。
道具は「ランスキー・シャープナー」。これは,楽に一定刃角に刃を研ぐことができる優れもの!

まず,養生テープを使ってブレードを保護(同時にクランプとブレードが滑るのを防止できる)し,シャープナーのクランプへ固定する。固定するときの注意点は自作ナイフの刃付けをした時と同じ。

Img_20071230_1

刃角は20度として#120(緑)→#600(青)→#1000(黄)の順番で砥いでいく。

Img_20071230_2

砥ぐときのコツは,あまり力を入れすぎないように,そして砥石がブレードから外れないようにゆっくりと動かすこと(特にポイント付近は慎重に)。それから,砥石に取り付けたロッドをクランプの穴に通してスライドさせるが,常にロッドが穴の同じ部分をスライドするように指でロッドをガイドしてやること。
ブレードの片面を全体的に砥いだら,指で裏側にバリができていることを確認し,反対側を同じように砥ぐ。これを回数を減らしながら繰り返す。
#1000での仕上げのやり方も自作ナイフの刃付けの時と同じ。

これで,完璧に切れ味が復活!

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2007年9月13日 (木)

シースと真鍮の曇り(3週間目)

8月20日から実験しているシース用の革へ置きっぱなしの真鍮。約3週間ほど経過した。

シースに接している側を見ると…

以前よりもはっきりと曇っているのがわかる(写真左側)。
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Img_20070912


シースに接していない側は金属光沢のまま。

やっぱり,ナイフを保管しておくときはシースから出しておかないとよくないことがわかった。

へぇ~

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2007年8月26日 (日)

シースと真鍮の曇り(その後)

この真鍮片の様子は,ほとんど変わりない。

あまり神経質にならなくてもよさそう。

さらに様子をみてみるつもり。

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2007年8月21日 (火)

シースと真鍮の曇り

シース用の革の裏側へ置きっぱなしの真鍮片の様子をみてみる。

1日目にできた曇りのほかは変化ない様子。

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2007年8月20日 (月)

ナイフのメンテナンス(ヒルト,ボルトの曇りとシース)

完成したナイフ,丸一日シースに入れて持ち運んだことが何回かあって,毎回ナイフをシースから出してしまうときにヒルトとボルトが曇っているのに気づいて気になっていた。

最初のうちは,金属磨きの「ピカール」を綿棒につけてヒルトとボルトを磨いていたが,ついこの前からは研磨剤の入っていない金属磨き「SIMICHROME POLISH」を使ってメンテナンスするようにした。

メンテ後,シースに入れずに保管をしておけばヒルト,ボルト部分の曇りは発生しない。

ナイフの本にも書いているように,ナイフをシースに入れておくと錆びるのでシースから出して保管のこと,なんだけど1日程度で曇りが発生するものなのかなぁと疑問に思っていた。

無論,シースに使った革の品質やヒルトやボルトの表面仕上げ(錆が発生しやすいヘアーライン仕上げに素人がしている)も関係しているとは思うけれど…

そこで,簡単な実験(という程大袈裟ではないけれど)をしてみた。

真鍮の丸棒をカッターで切断したもの(切断面の仕上げは面取り程度)をシース製作で余った革の裏側へ置いたままにして押入れの中へ。1日経過した後,革に接していた面を見てみた。そうすると…
やはり,全体に曇りが生じていた。

もう数日,このままの状態にしておいて表面の状態がどうなるか観察してみようと思う。


※革の裏側へ真鍮片を置いておく。
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Img_20070819


※約1日経過後の真鍮片。両方とも革と接していない側。
  ↓
Img_20070819_1


※左側の真鍮を裏返してみたところ(革と接していた側)。右側に比べると曇りが生じている(最初は両方の真鍮片の表裏の光沢はどれも同じ程度だった)。
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Img_20070819_2
(写真だとわかりにくいかも)

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2006年12月19日 (火)

ナイフが切れるようになった!

ランスキー・シャープナー・スタンダード」を購入し,愛用のナイフを砥いでみた。

すごく良く切れるようになった! \(^o^)/

「ランスキー・シャープナー・スタンダード」には,‘荒砥’,‘中砥’,‘中仕上げ’の3本の砥石がセットされているが,今回は‘中砥’,‘中仕上げ’の2本だけを使った。

まず,クランプにナイフをセット。

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砥石にたっぷりと付属のオイルをしみこませた後,「ランスキーシャープナーを使ったホーニング」や,その他のWebなどで調べておいた研ぎ方で,ひたすら研ぐ。

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所要時間は35分ぐらい。
最初は,砥石を動かしていくとナイフの先端からポロッと落ちたりしてうまくいかなかったが,しばらく砥いでいくうちにコツがつかめてきた。

研ぎが終わった刃を見てみると,『きれいに刃が付いた!』って感じ。

さっそくいらないコピー用紙を手に持って,研ぎあがったナイフを紙の真ん中あたりにプツッと刺して,すーっと下へ引くと…
驚くほど,きれいに切ることができて大満足!

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