完成したナイフ,丸一日シースに入れて持ち運んだことが何回かあって,毎回ナイフをシースから出してしまうときにヒルトとボルトが曇っているのに気づいて気になっていた。
最初のうちは,金属磨きの「ピカール」を綿棒につけてヒルトとボルトを磨いていたが,ついこの前からは研磨剤の入っていない金属磨き「SIMICHROME POLISH」を使ってメンテナンスするようにした。
メンテ後,シースに入れずに保管をしておけばヒルト,ボルト部分の曇りは発生しない。
ナイフの本にも書いているように,ナイフをシースに入れておくと錆びるのでシースから出して保管のこと,なんだけど1日程度で曇りが発生するものなのかなぁと疑問に思っていた。
無論,シースに使った革の品質やヒルトやボルトの表面仕上げ(錆が発生しやすいヘアーライン仕上げに素人がしている)も関係しているとは思うけれど…
そこで,簡単な実験(という程大袈裟ではないけれど)をしてみた。
真鍮の丸棒をカッターで切断したもの(切断面の仕上げは面取り程度)をシース製作で余った革の裏側へ置いたままにして押入れの中へ。1日経過した後,革に接していた面を見てみた。そうすると…
やはり,全体に曇りが生じていた。
もう数日,このままの状態にしておいて表面の状態がどうなるか観察してみようと思う。
※革の裏側へ真鍮片を置いておく。
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※約1日経過後の真鍮片。両方とも革と接していない側。
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※左側の真鍮を裏返してみたところ(革と接していた側)。右側に比べると曇りが生じている(最初は両方の真鍮片の表裏の光沢はどれも同じ程度だった)。
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(写真だとわかりにくいかも)
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